キャバクラとは華やかな空間でお酒や会話を楽しめる、非日常を味わうための場所です。しかしいざキャバクラへ行こうと思っていても、分からないことがありすぎてためらっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では初心者へ向けて、キャバクラの基本システムや遊び方の流れ、またキャバクラ遊びが不安なときの対処法を紹介します。記事の後半にはキャバクラ初心者によくある質問にも答えているため、ぜひ最後までお付き合いください。
初心者が知るべきキャバクラの基本システム
初心者にとってキャバクラのシステムは複雑なものに感じるかもしれません。しかし反対にシステムさえ理解しておけば、たとえ初心者であっても十分にキャバクラ遊びを楽しめるでしょう。初心者が最初に知るべき、キャバクラの基本的な料金システムや用語について解説します。
- 料金
- 営業時間
- 指名制・フリー
- キープボトル・ハウスボトル
料金
キャバクラ遊びは一般的にお金がかかるものとして周知しており、初心者にとっての大きな不安要素がどれくらい料金がかかるのかということです。
一般的にキャバクラでは「必ず発生する料金」と「追加で発生する料金」の二つに分かれています。それぞれサービスの種類によって料金が分けられ、退店時にトータルの額を支払う仕組みです。
まずキャバクラで「必ず発生する料金」相場は下記表のとおりです。
セット料金 | 5,000円~ |
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サービス料(TAX) | セット料金の10~20% |
セット料金とは基本利用料のことを指します。またサービス料は店が任意で定めたサービス料金に上乗せされるものです。
次に「追加で発生する料金」相場を下記表にまとめました。
延長料金(30分) | 3,000~5,000円 |
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キャストドリンク | 1,000~2,000円 |
指名料 | 1,000~3,000円 |
上記のサービスを利用すると「必ず発生する料金」に追加で各料金がかかります。入店の前にはこれら内訳を必ずチェックしましょう。
営業時間
キャバクラの営業時間でよく見る「20:00~LAST」とは、20:00に営業を開始して翌日0:00には閉店するという意味です。キャバクラの営業時間については、午前0:00から6:00までは営業しないよう風営法で取り決められています。
一方例外もあり、営業延長許容地域といわれる特定の地域は、時間外の営業も可能です。また朝キャバ・昼キャバのように特殊なコンセプトのキャバクラは、明るい時間帯に営業しています。
初心者のうちはコンセプト色が強いキャバクラよりも、夜に営業するオーソドックスなお店がおすすめです。
指名制・フリー
指名制を利用すると、お目当てのキャストがテーブルについて接客してくれます。キャストにとって指名されるのは嬉しいことです。公式サイトや紹介所などで気に入った女の子を見つけたら積極的に利用しましょう。受付で指名することを本指名、途中で指名することを途中指名といい、どちらも料金が発生するものと覚えておきましょう。
一方のフリーは15分程度でテーブルに付くキャストが交代されていくシステムで、いろいろなキャストを見られるメリットがあります。追加料金がかからないため、キャバクラ初心者はもちろんリーズナブルに遊びたい日におすすめです。
キープボトル・ハウスボトル
キープボトル・ハウスボトルという言葉を耳にして初心者は違いが分からないかもしれません。どちらもキャバクラを含めたナイトスポットで使われるお酒にまつわる用語です。
キープボトルとはお酒をボトルごと買い取って店に預けておく(キープ)ことで、ボトルの料金が追加で発生します。またハウスボトルはセット料金に付いてくることが多い、お店備え付けのお酒です。
注意点としてキャストはハウスボトルのお酒を飲めません。別でキャストドリンクを注文するかキープボトルにすると、キャストも一緒にお酒を楽しめます。
初心者向けキャバクラ遊びの流れ
初心者がキャバクラで遊ぶなら、入店から退店までの流れを知っておきましょう。次にすべきことが分かっているだけで、慣れないキャバクラでも戸惑う機会が少なくなります。キャバクラの遊び方を流れに沿って順番に解説します。
- 入店
- ドリンク注文
- キャストと会話
- 時間延長か終了を選択
- 支払いを済ませて退店
1.入店
初心者にとって最初の関門が、キャバクラへの入店です。入口を通過するまで中の様子が見えない仕様の店が大半のため、最初がもっとも緊張するポイントになるでしょう。スムーズに入店するには、あらかじめ電話やウェブ上で予約しておくことをおすすめします。
受付でスタッフに「入店人数」や「コース」を尋ねられるため、聞かれたことに答えます。また、初めて訪れたお店の場合、その旨を伝えた上でシステムの説明や分からないことに答えてもらいましょう。
受付で一通りスタッフとのやり取りを終えたら、次は案内されるがまま着席してキャストが来るのを待ちます。
2.ドリンク注文
初心者がドリンク注文する際は、通常セット料金に付いているハウスボトルや、飲み放題のドリンクを頼むのが無難でしょう。またテーブルに付いたキャストからは必ずといっていいほど「なにか飲んでもいいですか」と聞かれます。渋らずに笑顔でキャストのドリンクを注文してあげると、好感を持たれて距離を縮められるでしょう。
雰囲気やシステムに慣れてきたら、ほかのお酒に挑戦するのもキャバクラの楽したりみの一つです。メニュー表を見たり、キャストにおすすめを聞いたりして、自由にドリンクを選びます。
もちろんお酒が苦手であれば、決して無理をせずノンアルコールドリンクを注文しましょう。
3.キャストと会話
注文したドリンクを飲みながら、残りはキャストと楽しい時間を過ごすだけです。指名せずにフリーで入店した場合、キャストは一定時間ごとに入れ替わります。一般的に15分間隔でフリーのキャストは退席していくため、もしお気に入りのキャストが見つかれば席を立つタイミングで途中指名してあげると喜ばれます。
キャストとまったり会話するもよし、会話が苦手ならカラオケやゲームで盛り上がるのもよし、セット終了までの時間は思う存分キャバクラ遊びを楽しんでください。
4.時間延長か終了を選択
1セットの時間が終了すると、スタッフやキャストから時間延長・終了を尋ねられます。延長の時間が1セットと同じのお店もあれば30分区切りのお店もあり、料金もさまざまです。
また自動延長システムを導入するキャバクラも増えています。お客さまから終了の声がかからない限り、自動的に延長されていくシステムのことで、スタッフが途中で席へやって来ることなくキャストとの時間を楽しめます。しかしうっかり時間を忘れて楽しみすぎると会計時の延長料金に驚く可能性もあるため、アラームをかけたりキャストに声かけをお願いしたりと注意が必要です。
予算に問題がなく、もう少し遊びたいと感じたならぜひ延長を選びましょう。ただし延長せずに1セットで帰ることはおかしいことではありません。特に初心者のうちは無理に延長せず「もう少し遊びたい」と感じるところで区切ると安心です。
5.支払いを済ませて退店
セット時間が終わると、料金の精算に移ります。スタッフがテーブルまで伝票を持ってくるため、問題がなければ料金を支払いましょう。ほとんどのキャバクラ店がクレジットカード支払いに対応している一方で、まだ現金支払いのみ受け付けるお店もあります。クレジットカードで払う予定が使えず、現金を持ち合わせていないために慌てることにならないよう、あらかじめ対応する支払い方法を聞いておきましょう。
支払いを終えたら、通常はキャストと共に出口へ向かいます。最後に楽しい時間を提供してくれたお店のスタッフに感謝の言葉を述べられると初心者でもスマートな印象を持たれ、次回もしっかりともてなしてくれるでしょう。
初めてのキャバクラが不安な人におすすめの方法3つ
キャバクラのシステムや遊び方の流れを把握していても、やはり慣れない場所に不安な気持ちもあるでしょう。初心者がキャバクラ遊びに不安を感じたとき、一度試してほしい3つの方法を紹介します。
- 慣れた人と一緒に行く
- スタッフにあらかじめ伝えておく
- 無理に注文・延長しない
慣れた人と一緒に行く
初心者にもっともおすすめな方法が、キャバクラに行き慣れた知り合いと一緒に行くことです。入店から退店まで、一つひとつの所作を間近で見て学べます。また傍に慣れた人がいるだけで、初心者にとって心の安定になるでしょう。
まだ誰かと行くメリットとして、金銭的な安心感もあります。指名料やキャストドリンクなど追加でかかる費用を折半できるため、一人で行くよりも安く済むかもしれません。
「キャバクラへ行きたいけど一人だと不安……」と感じているなら、周りのキャバクラ経験者を誘ってみることをおすすめします。
スタッフにあらかじめ伝えておく
キャバクラ経験者や一緒に行く知り合いが周囲で見つからなかった際は、思い切ってお店のスタッフ・キャストを味方に付けてみましょう。よほどの常連でない限りお店側はお客さまの来店歴を把握できておらず、初心者かどうか見分けがつかない場合はシステムの説明が省略されるかもしれません。
電話予約の際や入店時に「初めてです」「慣れていません」と伝えておくことは、お店側にとっても分かりやすく親切です。お店側も新規客を常連客にしたいがために、システムを丁寧に説明してくれたり、いつもよりもサービスしてくれたりするかもしれません。
無理に注文・延長しない
初心者がキャバクラで陥りがちな失敗の一つに、断り方が分からないままどんどん注文して料金がかさむケースがあります。決して見栄を張らないよう、無理のない範囲で注文することを心がけましょう。延長も同様に「断るとかっこ悪いのでは……」などと考えず、はっきりと意思を伝えてください。
無理な延長・注文を防ぐ効果的な方法は、断りやすい雰囲気を作っておくことです。キャストに初心者であることを伝えておいたり、おおむねの予算を伝えたりすると、キャストからの無理なおねだりを防げるかもしれません。
キャバクラ初心者によくある質問
最後に、キャバクラ初心者が疑問に感じやすいポイントをまとめました。お店選びの方法や適切なファッションなど、今さら聞けない3つの質問にお答えします。当てはまる質問があれば、ぜひ参考にしてください。
初心者が行くと迷惑?
キャバクラ初心者はお店にとって迷惑ではありません。また初心者に嬉しい、初回入店限定の割引サービスやドリンクプレゼントを実施するキャバクラもあります。
初心者だと分かるとお店側は、これからも来てもらえるようにと、丁寧にサービスしてくれるでしょう。行きたいお店が決まったら、サービス内容やクーポンをチェックすることをおすすめします。
失敗しないお店の選び方は?
キャバクラ初心者にとって手っ取り早いお店の選び方は、無料案内所を利用することです。またキャバクラ情報を集めたサイトを活用するとよいでしょう。
キャバクラ探しの際、路上で声をかけられて「安くしますよ」などと甘い言葉をかけられても、決して付いて行ってはいけません。キャバクラを含む風俗営業店の客引き行為(キャッチ)は、法律に違反する行為だと知っておきましょう。
服装は自由でよい?
キャバクラは高級店になるほどドレスコードが定められている可能性があります。またドレスコードがないお店であっても、ほとんどのキャバクラでカジュアルすぎる服装(ハーフパンツやサンダルなど肌が露出するもの)は歓迎されず、最悪の場合入店を断られることも。清潔感のあるビジネスカジュアルが理想的である一方、服装に悩むキャバクラ初心者はデニムパンツにTシャツでも問題ありません。
まとめ
この記事では、キャバクラ初心者へ向けてシステムや入店から退店までの流れなどを紹介しました。初心者にとってキャバクラは、実態が分からない未知の世界です。しかし一歩足を踏み入れるだけで、忙しい日常を忘れられるような極上の癒しが待っています。
最初は誰もが初心者であり、分からないことは恥ずかしいことではありません。まずはキャスト・スタッフにサポートしてもらいながら、少しずつキャバクラ遊びを始めてみませんか。